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尿酸値

尿酸値

尿酸はいわゆる痛風の原因となる物質です。プリン体を多く含むビールとの関係が有名ですが、単純にアルコールの過剰摂取でも上昇します。

尿酸値の基準値は?

7mg/dL超えたら要注意です!

(A)正常値2.9〜7.0mg/dL
(B)軽度異常7.1〜7.5mg/dL
(C)要経過観察7.6〜8.9mg/dL 2.0mg/dL以下
(D)要精密検査9.0mg/dL以上

※基準値は検査施設によって異なる場合があります。

尿酸値は何のための検査?

血液内の尿酸が増えすぎると結晶化し痛風や尿路結石の原因になり、放置していると腎機能が低下する恐れがあります。

高血圧、高脂血症などを併発すると心筋梗塞の原因にもなります。

飲酒による尿酸値への影響は?

昔から「ビールは痛風に悪い」と言われてきました。これはビールには尿酸の原料となる「プリン体」が、他のお酒と比べて多く含まれるためです。

しかしながら他の食材と比べてビールに含まれるプリン体はさほど多いわけではなく、そもそも尿酸は体内にある核酸から作られるものが殆どであり、食物からの影響は軽微なのです。

ただし、アルコールそのものに尿酸の産生を促進し排出を妨げる働きがあるため、お酒の種類に関わらず飲み過ぎが尿酸値上昇の大きな原因になります。

最終更新日:2017/04/11