血糖値
血糖値とは血液内のブドウ糖の濃度です。高い状態が長く続くと糖尿病の原因になります。
血糖値の基準値は?
空腹時血糖が110ml/dLを超えたら要注意です!
HbA1cが6.0を超えたら要注意です!
血糖値(空腹時血糖)
(A)正常値 | 99ml/dL以下 |
(B)軽度異常 | 100~109ml/dL |
(C)要経過観察 | 110~125ml/dL |
(D)要精密検査 | 126ml/dL以上 |
HbA1c(エッチビーエーワンシー)
(A)正常値 | 5.5 以下 |
(B)軽度異常 | 5.6~5.9 |
(C)要経過観察 | 6.0~6.4 |
(D)要精密検査 | 6.5 以上 |
※基準値は検査施設によって異なる場合があります。
血糖値は何のための検査?
主に糖尿病を見つける検査です。
一回の空腹時血糖だけで糖尿病と診断されることは稀ですが、110~125ml/dLの場合「境界型」と判定され再検査が必要です。
血糖値は食事や運動の影響で大きく変わるため、HbA1cを重視します。 HbA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖値によって数値が決まるため検査前だけ節制するなどしても変わりません。
飲酒による血糖値への影響は?
血糖値は糖質や炭水化物の摂取によって上昇します。アルコールは直接的には影響しません。
お酒には糖質を含む日本酒、ワイン、ビールなどの醸造酒と、糖質を含まないウイスキー、焼酎、ブランデーなどの蒸留酒があります。
醸造酒の中にも銘柄によって糖質の多いもの少ないものがあります。また蒸留酒には糖質は含まれませんがチューハイのシロップや甘いカクテルには注意が必要です。
ただ、お酒に含まれる糖質はジュースなどに比べてさほど多いわけではないので、健康な人が適量飲むに当たってはさほど神経質になる必要はありません。
すでに糖尿病を発症している、あるいはその疑いがある場合、アルコールの影響でインシュリン感受性が低くなったり、血圧や中性脂肪の増加が糖尿病で弱った血管に負担をかけるため、飲酒は控えたほうが良いでしょう。
最終更新日:2017/04/15