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ASTとALT

ASTとALT

ASTとALTはともに肝臓内の細胞に存在する酵素で肝機能検査の基本的な指標です。

AST・ALTの基準値は?

30U/L超えたら要注意です!

(A)正常値AST 30U/L以下
ALT 30U/L以下
(B)軽度異常AST 31~35U/L以下
ALT 31~40U/L以下
(C)要経過観察AST 36~50U/L以下
ALT 41~50U/L以下
(D)要精密検査AST 51U/L以上
ALT 51U/L以上

※基準値は検査施設によって異なる場合があります。

AST・ALTは何のための検査?

肝機能に異常がないか調べる検査です。

ASTもALTも肝細胞内にある酵素です。これらの数値が上昇する場合、肝細胞が壊れていることを示します。

飲酒によるAST・ALTへの影響は?

ASTは心筋・骨格筋・赤血球などにも存在し、ASTのみが高い場合は心筋疾患や筋肉疾患の可能性があります。

ASTとALTがともに高い場合、あるいはALTが高い場合は肝障害が疑われます。ALTの方が生活習慣(要は飲み過ぎ)の影響を受けやすいといわれます。

肝障害がアルコール性かどうかの判断はγ-GT(γ-GTP)の数値と合わせて判断されます。

最終更新日:2017/04/11