お酒が減らせる練習帳
僕が減酒に踏み切るキッカケになった一冊。発想はレコーディングダイエットに近い。
読むだけで減らせるという類の本ではない。
アルコール依存症治療で有名な久里浜医療センター院長、樋口進氏の著書。
お酒をやめる「禁酒」や「断酒」ではなく、お酒を減らすノウハウをテーマにした珍しい本です。
「お酒はほどほど適量に」と言葉で言うのは簡単だけど、アルコールは依存性のある薬物なので、一度飲む習慣がついてしまうと量を減らすのは本当に難しい。
その難しいテーマに、もともとアルコール症専門病院であった久里浜医療センターの院長が挑むというのだから興味深いのです。
手法はレコーディング・ダイエットと同じ。「記録して現状を把握」することをベースに段階的に目標を達成していくというもの。
もちろん前提があり、既にアルコール依存症と診断された方には向きません。また読むだけで飲酒欲求が減るような類の本ではありません。ですが、意思を持って取り組めばある程度効果があるノウハウだというのは実際に僕自身が取り組んでみた実感です。
「練習帳」という名前が示すように、クイズ形式で知識を学んだり、実際の事例も豊富。グループワークでの指導の進め方の解説もありますので、減酒に取り組む本人だけでなく、協力する家族にもぜひ読んでいただきたい。
お酒が減らせる練習帳 を
最終更新日:2017/04/15